敬和会の取り組みattempt

「敬和会Well-Being」の実現に向けて

「Well-Being」という言葉を聞いたことがありますか。世界保健機関(WHO)は1946年、「健康の定義」を「健康とは、単に病気あるいは虚弱ではないというだけでなく、肉体的、精神的、社会的に完全に良好な状態(Well-Being)である」と語っています。

「Well-Being」には、「仕事」、「住居」、「家族生活」、「社会参加」、「レジャー」、「健康」、「安全」、「環境」、「健全な家計」、「学び」といった項目が挙げられます。職員が心身ともに健康になり、一人ひとりが意欲的に取り組むことができれば、生産性の向上につながります。また、ワークライフバランスや多様な働き方が実現できる職場であれば、優秀な人材の確保にもつながります。さらに、さまざまな角度からのアイデアが集まり、イノベーションが起きることで、組織の付加価値が高まります。職員にも法人にとってもメリットがありますが、ひいては患者さん・利用者さんによりよい医療・介護の提供ができることにつながります。

敬和会では「Well-Being」は職員のみなさんが心身ともに健康で、働きがいをもって働ける職場づくりを目指して今後も活動していきます。

パラレルキャリアへの支援は、職員に対して、能力や技術が高い人材が活躍できる場を拡大し、職員一人ひとりの可能性を広げ、多様性を高めるため、副業を推進することを目的としています。

看護師や介護福祉士の方が爪ケアなどの新たな資格を取得し、通常業務では得られない知識を得たり、本業以外での活躍の場を広げることで、各個人が敬和会の外で得た学びを本業にも還元することが出来るため、職員・敬和会双方が成長でき、ひいては患者さんへ提供する医療の向上へと繋がると考えています。

メンター制度とは、豊富な知識と経験を有した先輩(メンター)が後輩(メンティ)に対して行う個別指導です。個人の成長を支え、キャリア形成上の問題や職場での悩みなどの解決もサポートします。

導入の目的は
　①職員の成長と定着
　②メンター自身の振り返りと今後のキャリア形成
　③人材育成を重視した組織風土の醸成と文化の継承です。

効果としては職員自身の成長（メンター、メンティ）、組織への帰属意識の向上、職場の活性化、働きやすい職場風土ができる、職員の定着率向上、部門・部署を横断することによるコミュニケーションの活発化などがあげられます。敬和会ではメンティを育成し、継続してメンタリングを行っています。